YOSAKOIソーラン
久しぶりの更新になります。
さて6月5日から札幌市大通公園では
YOSAKOIソーラン祭りが開催され
大変な賑わいをみせています。
YOSAKOIソーラン祭り 公式ホームページ
www.yosakoi-soran.jp
弊社では「通信エンジニアリング事業」も行っており、
このイベントを通信についての切り口で見てみたいと思います。
放送関連
会場すぐ横にSTV(札幌テレビ放送)の中継車が停まっていました。
中継車にはパラボラアンテナが設置されています。
パラボラアンテナが向いている先を見ると・・・
ビルの隙間を縫ってSTV(札幌テレビ放送)社屋が見えます(電波塔のある建物)。
パラボラアンテナは指向性の大容量通信に向いているので、
おそらく会場で撮影した映像を
中継車のパラボラを通して放送局に送信しているのでしょう。
にしても、うまいところに中継車が設置されているものです・・・。
スマートフォン
携帯電話の基地局には許容量があることをご存知でしょうか。
特定の場所に携帯電話が集まりすぎると、基地局でさばける通信があふれて
「電波があるのに繋がりにくい」といった現象が起こります。
なので、イベントがあると携帯電話キャリアは
移動基地局という臨時の基地局を設置することがあります。
各キャリアのイベント対策状況
- ドコモ:エリア対策強化イベント
- au:イベント対策
- ソフトバンク:イベント対策
…おおう。
YOSAKOIソーラン祭りは各社移動基地局は出していないようです。
キャリアに従事しているわけではないのであくまで想定ですが、
移動基地局について、電波の原理に問題があります。
電波の特性
(電波の特性サイトからスナップショット抜粋)
大通公園は札幌市中心部で密集地になります。
そのため、基地局の容量が溢れないようにたくさんの基地局を
それぞれケンカ(電波干渉)しないようにビルの屋上に立てています。
そこへ安易に移動基地局を立てると、
持ち場の奪い合いのようなケンカ(電波干渉)を招いてしまい
かえって通信できなくなってしまう現象が起こります。
大通公園はイベントが多いので
もしかすると定常的にイベント対策済みなのかもしれませんね。
#あ、結局ほとんどYOSAKOIとは関係ない内容になってしまった!
<2019/06/10 追記>
土日のYOSAKOI決勝に向けて、金曜の夜にはTV中継車のパラボラがパワーアップしていました。